自動車ソフトウェア開発を効率化
IVY は、車両上のすべてのシステムから集めたデータを標準化し、車両エッジでの機械学習処理を可能にします。これにより、データドリブンな新しいサービスを創出し、運用コストの削減や新しいビジネス及びドライバーバリューを生み出します。



エッジの活用
エッジでのデータ処理では、車両内での処理及びクラウド計算を最適化するための機械学習モデルを車両上で実行することができます。



システム全体に渡る標準化
車両システム全体に渡って標準化された信号は、統合を容易にし、開発時間を低減する助けとなります。車両から送信されるデータ量を低減するため、データコストを削減することができます。



独自の技術とデータを所有
自動車メーカーは、技術スタックに対するコントロールを維持し、車両データ、プロビジョニング、ポリシー、許可に関する完全なコントロールを保持します。
データをエッジで処理(車載)
車両上でのデータ処理は、増加するデータ送信量やストレージコストというOEMが抱える問題に対応しています。IVY は、IVY統合センサー(機械学習モデルを実行する能力を搭載)と車両サービスを通したエッジ処理機能を提供しており、車両だけでなくクラウド内にあるアプリやサービスのデータ及びインサイトへのより高速かつシンプルなアクセスを実現することができます。これは、サービスやデータ管理、運用効率改善のためにエッジ処理を活用しても遅延が発生しないことを意味しています。
データ中心の車載グレードのミドルウェア抽象化
IVYは、基本となる車両ハードウェア、ソフトウェアインターフェース、複雑なセンサー網を抽出して車両センサーデータへのアクセスを標準化された形(COVESA VSSに適合した形で正規化)でより高速かつシンプルなものとすることで、OEM車両モデル全体に渡って開発及び事後サービスを容易にします。開発者(OEM及びサードパーティエコシステムの両者)は、車両の複雑性を懸念することなく容易に車両データやインサイトにアクセスできるようになるため、実現すべきユースケースに関するソリューションの開発に集中することができます。
使いやすいAPI、SDK、ツール
IVYは、SDK、ツール、API、サンプル、テンプレート、ドキュメンテーションの一式をセットで提供しますので、開発者は使い慣れた再利用可能かつ標準化された方法で簡単に車両データを利用することができるようになります。IVYには、パートナーのエコシステムとそのソリューションセットが付属されていますので、OEMが顧客に提供できる最先端のサービスの利用が可能です。IVYは、可能な限りオープンであるように設計されています。各OEMがオープンアクセスのレベルを選択し、変革的な自動車エコシステムの発展をサポートしています。
クラウドで実現する直感的な運用ワークフロー
IVYは、自動車メーカーとそのパートナーが、機械学習コードの導入と更新、データアクセス権の設定、車載ソフトウェアのモニタリングなどを、同一の直感的なインターフェースを使用して行うためのクラウドコンソールです。
サードパーティソリューションの統合を簡素化
IVYは、自動車の専門家でないサードパーティのソリューションプロバイダーでも車両統合とオンボーディングを円滑に行えるようにします。IVYは、基盤となる自動車システムをソフトウェアで抽象化し、直感的なSDKとAPI開発ツールを提供することで、自動車に新しいアプリケーションを車両に導入するために必要な時間、リソース、および設計作業を大幅に軽減します。